目次(サイトマップ) 材質タイプの特徴と用途
獨特の弾性(柔らかさ)がありながら、切れ味と研磨面と耐久性のバランスも考えた設計で、様々な素材の色々な作業にご利用いただいている“ダイワラビン”を代表するロングセラーです。
鍛造金型のエンドミル直彫りの加工目、FCD600 クラス、SUS、耐熱合金の切削目を除去できます。熱処理、浸炭?窒化処理など、高硬度(HRC62)でも苦にしません。
獨特の弾性があるため、ワークをたたかず、ハネやビビリがなくフィットして使い易く、作業を軽くします。
切れ味とゴム弾性の効果で、アルミダイカスト金型に付著した頑固なアルミや塗型剤を金型表面にキズをつけず、面の荒れや削りすぎの心配なく除去でき、安心してメンテナンス作業ができます。
アルミダイカスト製品の表面研磨(鋳肌の湯皺、ヒケ、ピンホール修正、パーティングライン)、アルミ素材他軟質系金屬素材の切削目の除去、アルミ量産品の加工目除去など、目詰まりを気にせず加工でき、量産効果を上げます。
※この目詰まり性の良さはマシニング、CNC 旋盤での自動化の際に効果を発揮します。
メッキ仕上げの製品には材質を細かく調整してキズの不良を防ぎ、メッキに最適な面狀態を選定いただけます。
磨きの作業でも高硬度のワーク材、異なる表面狀態、また耐久性の面から、磨き重視ですがある程度しっかりしたゴム設計で、耐久性にも優れています。
超硬切削工具のエッジホーニングや各種素材の微細バリの処理にもご利用いただけます。
樹脂型などのガスヤケ、スケール?錆び、キズ?打痕?チャック痕、プレス、フォーミング型表面の溶著、銅、タングステン、SUS等の電極その他様々なメンテナンス作業に幅広くご利用いただいております。
塗裝、メッキ、コーティングを剝がす作業や、ガラス表面の曇り除去にもゴム材質の調整で下地を荒らさず、キズを防ぎます。
※特殊な使用方法ですが、時計部品、デジタル家電SUS薄板のヘアライン加工では、歩留まりを上げ、安定した連続加工で長年にわたってご利用をいただいております。
形狀部位には、ゴムの変形を抑えた設計で砥石の形狀を保持してワーク形狀を崩さずに連続加工できます。
精密部品で重要な機能を持つ部位の微細バリにはバリ処理とラップ研磨を同時に行える製品をご提供致します。
ダイワラビンの耐久性の良さ、バリに負けにくくした設計で、マシニング、CNC 旋盤でのバリ処理にもご利用いただいております。
製品品質を向上させ、量産性能を上げる加工方法として、“高速研削”、“高速ミーリング”の進化にはめざましいものがありますが、同時にツールや使用機器の高剛性化、高精度化(…高額化)、ツールの選定やツール狀態の管理、ツルーイング、ドレス、駆動プログラムにも精緻さが必要になります。必然的に発生する発熱の問題や、加工ダメージ、微細化し処理が難しくなるバリの問題もございます。
ゴム弾性を利用した研削?研磨は、高速化の手法とは異なったアプローチの道を開き高速化に付隨する諸問題、コスト要因を大幅に減らし、ダイヤモンドラビンならではの優位性も際だってきます。
高速研削、切削で発生する膨大な発熱への対策が不要になります。
殘留応力、熱ダメージを大幅に減らせ、マイクロクラックも防げます。
中?低速でも切れ味が良いため、高速回転で使用するための裝置やツールの高剛性、高精度化がそれほど必要なく、工作機械やツールへの特別な付加コストが減らせます。
ダイワラビンが持つ耐久性の良さがさらに向上し、他のツールよりも壽命が長くなります。
大量の研削液が必要なく、場合によってはセミドライ、ドライ加工も可能です。
ゴム砥石には研削、切削メカニズムが研削砥石や切削工具とは異なる側面があり、破壊モードに延性破壊の側面があることが推定されます。面粗度が向上するのは自然ですが、研磨粉によるキズの心配が少なくなります。品質の安定性、歩留まりの向上でコストを改善できます。
ツルーイング、ドレスに専用のドレッサが必要ないこと。ドレスインターバルが長く、ツール管理のコストを下げられます。
※ 定圧?偏芯機構をもったホルダーを現行裝置に取り付けるだけで、非球面形狀部位の自動鏡面研磨や長年の課題のプラ型の鏡面研磨の自動化へも道を開きつつあります。
遊離砥粒方式から固定砥粒方式への移行を可能にし、大量のセリウムの使用、パッドの消耗、バラツキなどのツールや水溫の管理、廃液処理や裝置メンテナンスのたいへんな作業などの様々なコストを削減し、抜群の耐久性と安定した加工品質で高額なツールに見合った高いコストパフォーマンスを発揮致します。
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